夏が近づくこの季節、気が早い真夏日を除けば、外での活動が気持ちいい時期です。この時期になると友達から「キャンプに行きたいんだけど」という相談が増えます。続いて、「やっぱり最初に買うのはテントかな。寝袋もいるよね?」という質問がきます。これがキャンプのイメージか、と改めて感じる瞬間です。
友達が相談してくる理由は、きっと私が日本キャンプ協会で働いているからです。手軽にインターネットで調べられる状況にいてもわざわざ聞いてくるのですから、キャンプは始めるのにハードルが高い活動なのかもしれませんね。
日本キャンプ協会は広くキャンプの普及を目指しています。
私たちが言うキャンプには、期間も内容も目的も様々で、いろいろな形があります。そのことはまた別の機会に伝えられたらと思いますが、広くキャンプの普及を考えたとき、友達からの相談も大切なきっかけです。だから、私も友達の質問には積極的に答えることにしています。
そこまで調べていたら大丈夫!と思っても、友達の不安は減りません。その時、私は「とりあえず行ってみたらいいよ」と伝えることにしています。何の準備もせずに出かけていいということではありませんが、あれやこれや考えているうちに時期を逃してしまうなら、思い切って行った方がいいと思っているからです。そして、行けばキャンプの良いところを知ってもらえると思うからです。
初めてのキャンプではたくさんの失敗もあるでしょう。夜は思ったより寒くて寝られなかったり、器具がうまく使いこなせなかったり、ちょっとだけいまいちな料理が出来上がってしまったり。