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「アレルギー」 Q&A解説

読み:
あれるぎー
英名:
Allergy
  • Q: アレルギーが多くなった背景は?
    花粉症やアレルギーの人が増加しているようだ。日本人の生活とどんな関係があるのだろう?

    A: アレルギー症状は、とくに1980年代あたりから質的な変化がおきたといわれる。それまでは気管支ぜん息が主体であったが、その頃からアトピー性皮膚炎花粉症などほかのアレルギー患者が増えてきた。その背景には、日本人の生活様式が欧米化したこと、大気汚染の進行などが考えられている。たとえば、食事については1960年代の高度成長期頃から、従来の穀類、魚、野菜を中心とした日本食から、肉類を中心とした欧米食が主流になり、脂分の過剰摂取によってアレルギーをおこしやすい体質がつくられたと考えられている。住宅環境では、外気との空気の流通が行われていた日本の民家建築が、欧風建築に変わったことが大きい。アルミサッシなどによって密閉された室内空間が生まれ、エアコンを常時25℃前後に設定、じゅうたんやソファを使用した生活によって、ダニにとっては生きやすい環境となり、ダニの大量発生の原因となり、アレルギーを生み出す原因となった。また、車を使う生活が定着したことなどにより、大気汚染が進行し、日本人の体質変化と相まってアレルギーを増加させたとされている。

  • Q: どんな食べ物に注意したらいいのか?
    加工品などにアレルギーを引きおこす材料が含まれていないかチェックできる?

    A: 厚生労働省では、アレルギーに関係すると考えられる食品を指定し、それらの品目については省令によって品目名を表示する義務を負わせるか、通知で表示を奨励している。省令によって表示を義務付けたものを「特定原材料」といい、小麦、そば、卵、乳、落花生、バナナの6品目である。通知で表示を奨励する食品を「特定原材料等」といい、以下の19品目である。あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン。アレルギー疾患を持つ人は、自分が反応するアレルギー物質を含んだ食べ物を、これらの表示を参考にして避けることが望ましい。

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