サイト内
ウェブ

「生活習慣病」 Q&A解説

読み:
せいかつしゅうかんびょう
  • Q: 生活習慣病を予防する食べ物は?
    動脈硬化、高血圧、糖尿病などを予防・治療する食事の摂り方とは。

    A: 動脈硬化、脳溢血など循環器系の疾患は、コレステロールなどの脂肪が血管壁にたまって血管が狭くなったりすることが大きな要因になるため、動物性の脂肪分、卵などを多くとり過ぎないことが大切とされている。その意味でも、いま見直されているのが日本食だ。肉食を中心とした欧米型の食事とは違い、和食は穀類、野菜、魚類を中心としたメニューで、栄養バランスがよく、動物性脂肪分の摂取が少ないため、生活習慣病の予防にはすぐれた食事と再認識されるようになった。また、高血圧の予防には、循環血液量を増やし、血圧を上昇させる塩分を控えることが必要とされている。減塩の工夫としては、食塩の吸収を妨げたり、遅らせたりする効果のある海藻類、こんにゃく、豆類などを摂取するとよいとされている。1日の塩分摂取量は10g以下に抑えることが必要といわれる。また、ストレスを解消するためには、ビタミン類豊富な海藻、黄緑色野菜などがすすめられる。いずれにしろ、栄養バランスを考え、偏食しないことが必要だが、2000年に旧厚生省などが策定した「健康づくりのための食生活〜新食品生活指針〜」では、これらのほかに、「地域の産物や旬の素材を使うこと」や「楽しく食べること」の大切さなどが盛り込まれている。

  • Q: 肥満、高血圧の標準数値は?
    健康を維持する上で血圧、体重の目安はどのくらいか。

    A: 糖尿病や高血圧症、動脈硬化、がんなどの病気は、食事や運動、ストレスなど日常の生活習慣が原因であることが多いため、生活習慣病と呼ばれる。生活習慣病の予防には、自分の血圧や体重を知って、正常値より大幅に上回っている場合には、食事制限をしたり運動したりすることが大切だ。血圧に関しては、世界保健機関などによると高血圧の基準は収縮期(上)が140?Hg以上、拡張期(下)が90?Hg以上となっている。以前は年齢との関係で高齢者ほど高血圧の数値が上がる傾向があったが、現在では年齢に関係ないと考えられている。肥満指標で国際的に用いられている指標は、BMI(ボディ・マス・インデックス)だ。これは体重(?)を身長(m)の2乗で割った数字で、その値が22.2の場合を標準体重としており、日本人の場合には20〜24の範囲を標準値としている。24〜26.4が太り気味、26.5以上が太りすぎとされている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。