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「マクロビオティック」 Q&A解説

読み:
まくろびおてぃっく
英名:
Macrobiotique
  • Q: マクロビオティックの「食」の原則とは?
    「身土不二」や「一物全体」とはどんな考えか。

    A: マクロビオティックの「食」の原則の中心をなす考え方に、「身土不二」と「一物全体」がある。「身土不二」は、「身体と土」は密接な関係があるという意味で、その土地でとれたものや季節の旬の食べ物を身体にとり入れようとする考え方だ。地域で暮らしている人が地元のものを季節に合わせて食べていけば、気候風土に適応した健康な生活ができるという点で、「地産地消」に近い考え方だ。また、「一物全体」は「一つのものを丸ごと食べる」という意味。たとえば、あるひとつの穀物や果物や野菜を、種子、実、葉、根などを残さず料理して食べる。これにより、穀物の皮や胚、野菜の皮、根、果物の実、葉などに含まれているミネラルなどビタミン以外のさまざまな栄養素を、一つの食べ物から摂取することができるという考え方だ。

  • Q: ゴボウやトマトは陰性? 陽性?
    陽性の食べ物、陰性の食べ物にはどんなものがある?

    A: マクロビオティックは、穀物や菜食を中心とした食生活により、「健康で長生き」を実践しようとする考え方だ。その基本には、世界が陽と陰の2極によってできているという中国の陰陽思想がある。そして、食べ物にも陰と陽に属するものがあるとする。基本的には、身体を冷やす食べ物が「陰性食品」で、身体を温めるものが「陽性食品」とされている。たとえば、夏野菜のキュウリ、ナス、トマト、スイカ、葉菜類のハクサイ、レタス、またミカン、ユズ、レモンなど身体を冷やす果物などは陰性食品だ。一方、ゴボウ、ニンジン、クコノミ、ヤマイモ、ニンニク、ショウガなど身体にエネルギーを与える野菜は陽性食品に分類される。このような考え方は、身体が冷えている時にはミカンなどの陰性食品を避け、ショウガやネギなどの陽性食品を摂取するというように、伝統的な知恵の中にも生きている。

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