A: 環境の持続可能性確保はMDGsの目標の一つであり、ポストMDGsにおいても重要な要素だ。2012年6月にブラジルのリオデジャネイロで開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)では、MDGsを補完するものとして、持続可能な開発目標(SDGs)を設定することが議論された。SDGsは環境保全と貧困根絶に関する新たな目標であり、ポストMDGsに統合される予定だ。同会議ではSDGsを2015年までに策定するため、政府間交渉を開始することが決まった。
A: ポストMDGsの策定に向けて、日本は積極的に関与している。まず、2011年6月に東京でMDGsフォローアップ会合を開催した。その後、ポストMDGsに関するコンタクトグループを立ち上げて、米国、メキシコ、トルコ、日本などで会合を行い国連のハイレベルパネルに意見を提供している。2012年には、国連総会とIMF・世銀年次総会の場で、サイドイベントや公式セミナーを実施した。