サイト内
ウェブ

「労働安全衛生法」 Q&A解説

読み:
ろうどうあんぜんえいせいほう
英名:
Industrial Safety and Health Law
  • Q: 安衛法の関連規則は?
    労働安全衛生法に関連して多くの規則がある。その主なものは?

    A: 労働安全衛生法(安衛法)は、工場やオフィスなどで働く労働者の健康を守るために定められた法律だ。安衛法の関連規則に労働安全衛生規則(安衛則)があるが、労働者の中には化学物質を扱ったり、地下空間のような特殊な場所での作業に携わったりする者も多い。このため、安衛則以外にもさまざまな規則が定められている。主な安衛法の関連規則は次の通り。1) ボイラー及び圧力容器安全規則、2) クレーン等安全規則、3) ゴンドラ安全規則、4) 有機溶剤中毒予防規則、5) 鉛中毒予防規則、6) 四アルキル鉛中毒予防規則、7) 特定化学物質障害予防規則、8) 高気圧作業安全衛生規則、9) 電離放射線障害防止規則、10) 酸素欠乏症等防止規則、11) 事務所衛生基準規則、12) 粉じん障害防止規則、13) 石綿障害予防規則

  • Q: 安衛法に違反するとどうなる?
    労働安全衛生法に違反すると、どのような罰則が適用されるのだろうか?

    A: 労働安全衛生法(安衛法)に基づき、労働安全衛生規則(安衛則)はアスベストなどの有害物質を重量の0.1%以上含む物の製造や輸入、譲渡、提供、使用を禁止している。これに違反すると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される。しかも、違反した社員や従業員だけではなく、雇用している会社にも同じ罰金を科す両罰規定だ。2010年1月には、神奈川県でバルブ・配管工事業者が、清掃工場でアスベストを違法に使用・譲渡していたことがわかり書類送検された。安衛法は労働者の安全と健康に直接関係する法律だけに、違反時の罰則も厳しい。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。