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「中期目標(地球温暖化対策)」 Q&A解説

読み:
ちゅうきもくひょう(ちきゅうおんだんかたいさく)
英名:
Midterm GHG Reduction Target
  • Q: 日本の中期目標への評価は?
    日本の中期目標を、世界はどのように評価しているのだろうか?

    A: 中期目標は、2020年における温室効果ガスの削減目標で、日本の中期目標は1990年比で25%削減することを目指すというもの。鳩山総理が2009年9月22日に国連気候変動首脳会合で公表した。この目標を掲げるにあたって、鳩山総理はすべての主要国が参加した意欲的な目標の合意が「前提」であると強調。それに加えて途上国への資金・技術の両面における支援に、これまで以上に力を入れていくと約束した。鳩山総理による新中期目標の表明に対して、世界から賞賛の声が上がった。国連の潘事務総長は「歴史的で力強い削減目標の表明」と評価し、仏国のサルコジ大統領は日本の目標に賛同するとともに、他の先進国にも同等の中期目標の設定を呼びかけた。また、米国のオバマ大統領やデンマークのラスムセン首相からも、日本のリーダーシップをたたえる声が寄せられた。このように25%削減というわが国の中期目標は、世界の国々から高い評価を受けた。それだけに、日本が地球温暖化防止に関してリーダーシップを発揮することはもちろん、具体的な対策を実践することへの期待がますます高まっている。

  • Q: 世界各国の中期目標は?
    EUや米国など世界の主要国は、どれくらいの目標を設定しているのだろうか?

    A: 2020年における温室効果ガスの削減目標が中期目標で、2050年までの長期目標に向けて達成すべき節目となるものだ。鳩山総理は2009年9月、日本の中期目標について「1990年比で25%削減を目指す」と公表した。この目標を欧米と比べると、EUは同年比で20%削減という目標を掲げており、日本の方が高い。一方、欧米などの主要国は1990年比の目標を次のように掲げている。1) 英国:26%以上削減、2) 独:40%削減、3) 仏:20%削減、4) 加:20%削減、5) 豪:5%削減。このうち、英国では気候変動委員会が34〜42%を提案。豪州も各国の動き次第で15%減を目指すとしている。また、米国はオバマ政権になって以来、気候変動をはじめとする環境問題に力を入れており、今後対策の強化が予想される。

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