A: CO2を基準にして、温室効果ガスそれぞれの温室効果の程度を示す数値。それぞれのガスの寿命が異なるため、温室効果算出期間の長さによって値は変化する。IPCC第2次評価報告書(100年間での計算)での温暖化係数は、CO2比で、メタンは21倍、亜酸化窒素は310倍、フロン類は数百〜数万倍である。
A: 温室効果ガスの排出量について、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がガイドラインを定めている。国連気候変動枠組条約や京都議定書のもと、締約国はこのガイドラインに則って自国の温室効果ガスインベントリを作成して公表しなくてはならない。ガイドラインは、排出量の計算に必要な排出係数の標準的な値も示している。日本は、温室効果ガス排出量算定方法検討会で算定方法の見直しを行い、排出実態にあった係数を用いて算出している。