EU(欧州連合)が導入しようとしている新たな化学物質規制。2005年12月、EUの閣僚理事会で合意されており、今後、欧州議会での審議などで採択されれば規制がスタートすることになる。Registration(登録)、 Evaluation(評価)、Authorization(承認) of Chemicals(化学物質)を略して、「リーチ」と読む。
EUの化学物質規制は、これまでいくつかの法令により管理されるとともに、既存の化学物質の安全性を評価することについては政府が行うことになっていた。REACHではこれらを改め、既存化学物質の安全性評価についてそれを製造・輸入する企業に義務づけ、統一的な規制とする点が画期的であるとされている。
EUの新しい化学物質規制となるREACHが成立すると、年間1トン以上の化学物質をEUで製造する企業や、EUへ輸出する企業はすぐに登録義務を果たさなくてはいけないのだろうか?
EUのREACHに対して、日本国内ではどのような反応があるのだろうか?