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「アスベスト」 Q&A解説

読み:
あすべすと
英名:
Asbestos
  • Q: アスベストにはどんな種類があるのか。
    わが国ではどんなアスベストが使われているのだろうか。

    A: アスベストには6種類あり、このうち工業的に使われているのは主にクリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)の3種類である。このうちクリソタイルとアモサイトは1995年の労働安全衛生法によって、これらを含んだ製品の製造、輸入、供給、使用が禁止され、続いて2004年にクリソタイルも同じように禁止されている。

  • Q: 身近なアスベストの事例は?
    アスベストの害から身を守るには?

    A: 最近、東京都の渋谷公会堂の天井裏に大量のアスベストが鉄骨から大量に剥がれ落ちているのが見つかり問題になった。渋谷公会堂は1964年に多目的ホールとして建てられたもので、音響の良さからロック、クラシックなどのコンサートに使用されてきた有名なホールだ。すでに40年経過し老朽化が目立っていた。指摘を受けた区では、客席と天井とが離れていて、仕切られていることからとりあえず危険はないと考えているが、2005年7月の大規模改修時に対処するという。このほか、群馬県太田市の市民カルチャーセンターで天井の一部に吹き付けられたアスベストが劣化して剥がれ落ちているのが見つかるなどの事例も報告されている。
    アスベストの約9割は建材に使われており、アスベストを建材に使うことを禁止する以前に建てた住宅や学校、公共建築などではアスベストが使われている場合もある。したがって、建物が解体される場合には、工事業者にアスベスト建材の有無をたずね、アスベスト建材が含まれる場合には、適切な処理が行われるのかを確認することが大切だ。

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