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「鳥インフルエンザ」 Q&A解説

読み:
とりいんふるえんざ
英名:
bird flu/avian influenza
  • Q: 鳥への感染経路は?
    鳥はどのようにインフルエンザに感染してしまうのだろう。

    A: 基本的には汚染された排泄物をや分泌物、あるいは粉塵、土壌などをほかの鳥が吸引したり、食べたりすることから鳥同士で感染すると考えられている。一つの農場内だけでなくほかの農場など幅広い範囲で感染が広がっていく場合には、感染した鳥の移動のほかに、ネズミなど動物の身体や、農具、飼料、人間の履き物などにウィルスが付着して運ばれるものと思われる。

  • Q: 鳥インフルエンザの予防法は?
    ヒトが鳥インフルエンザにかからないためのワクチンや予防法はあるのだろうか。

    A: 世界各国の研究者がワクチン開発に取り組んでいるが、現在のところ、鳥インフルエンザそのものに有効なヒトのワクチンは開発されていない。したがって、鳥インフルエンザや病気と思われる鳥に接触することを避けること、鳥インフルエンザが流行している地域にでかけないこと、どうしても鶏舎などに入らなければならないときは、手袋、医療用マスク、ガウン、ゴーグルなどを着用し、手洗いを励行するなど、基本的な感染予防対策が必要である。

  • Q: 鶏肉や卵を食べても安全か?
    鶏肉、卵を食べて、鳥インフルエンザに感染する危険性はないのだろうか?

    A: これまで鶏肉や卵を食べたことによって、ヒトが鳥インフルエンザに感染した例は報告されていない。日本では高病原性鳥インフルエンザは法定伝染病のため、発生した場合には鳥の殺処分、焼却処分などが行われるため、市場に出る可能性は少ない。万一食べた場合でも、ヒトの腸管には鳥インフルエンザを受け止めるレセプター(受け皿)がないため、食品からの感染はないと考えられている。また、食品の中心を70℃に加熱すればウイルスは死滅するので、加熱して食べれば安全である。

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