A: 2014年9月にニューヨークで開催された「国連気候サミット」で、SE4ALL会合が行われた。出席した安倍首相は、省エネに関するSE4ALLの国際的なハブを東京に設置する意向を表明。一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)が、省エネ分野におけるSE4ALLへの協力を表明した。省エネ先進国である日本の知見やノウハウを、途上国をはじめとする世界全体での省エネ推進に活かしていくことを目指す。また、省エネに関する政策の立案や制度の構築などに取り組む人材育成にも貢献する。
A: 国連の「SE4ALL」が選定する「エネルギー効率改善都市」は、車、照明、器具、建物、地域エネルギーの5分野において、省エネに努力する都市だ。2014年12月現在で、カザフスタン・アルマティ、同・アスタナ、モンテネグロ・セティンチェ、中国・済南、メキシコ・レオン、ペルー・リマ、フィリピン・マニラ、ブラジル・リオデジャネイロ、ブータン・ティンプー、モンゴル・ウランバートル、ポーランド・ワルシャワ、日本・富山、マレーシア・イスカンダー地域の13都市及び地域が選ばれている。