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「水素ステーション」 Q&A解説

読み:
すいそすてーしょん
英名:
Hydrogen Station
  • Q: 水素ステーションの建設コストは?
    水素ステーションの普及拡大の鍵を握る建設コストは?

    A: 経済産業省の資料によると、2014年現在における水素ステーションの整備費は、毎時300Nm3の供給能力をもつ固定式ステーションの場合で4億円から5億円ほど。これは、一般的なガソリンスタンド整備費の約4〜5倍で、非常に高額だ。内訳は、圧縮機が1億4000万円、高圧ディスペンサーが6000万円、蓄圧機が5000万円、その他工事費などとなっている。欧米と比べて約1億5000万円高いというデータもある。一方、年間のステーション運営費も約4000万円かかり、同じく高圧ガスを取り扱う天然ガスステーションの2倍近くだ。経産省は、2020年頃にこれらのコストを現在の半額程度にすることを目指して、規制緩和などを進めている。

  • Q: 水素ステーションのモデルケースは?
    実際に設置された水素ステーションの事例を紹介して欲しい。

    A: 現在、商用として建設されている水素ステーションのうち、日本初のセルフガソリンスタンド一体型ステーションが、神奈川県海老名市の「海老名中央水素ステーション」だ。水素トレーラーなどで輸送されてくる圧縮水素を受け入れるオフサイト型で、JX日鉱日石エネルギーが建設及び運営を担う。また、同社による愛知県名古屋市の「神の倉水素ステーション」は、LPガスから水素を製造するオンサイト型で、市街地では初となる70Mpa対応型だ。一方、愛知県豊田市の「とよたエコフルタウン水素ステーション」は、都市ガス由来のオンサイト型で、FCVと燃料電池バス向けに水素を充填する。

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