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「クリーン・コール・テクノロジー(CCT)」 Q&A解説

読み:
くりーんこーるてくのろじー
英名:
Clean Coal Technology(CCT)
  • Q: 火力発電が排出するCO2の量は?
    火力発電は二酸化炭素の排出量が多いといわれるが、他の発電に比べてどれほど多いのか?

    A: 火力発電は、石炭、石油、天然ガス(LNG)などの燃料をボイラーで燃やして得た、高温、高圧の蒸気でタービンを回して発電する技術であり、わが国のエネルギーの電源構成の約7割を占める。火力発電による二酸化炭素の排出量は水力などに比べると多い。kWh当たりの二酸化炭素(CO2)の排出量は、水力発電が0.011(kg-CO2/kWh 、以下同じ)であるのに対し、石炭火力は0.887で、石油火力でも0.704だ。同じ火力発電でも、蒸気(汽力)発電とガスタービン発電を複合したLNGコンバインドは0.407、LNG火力は0.478と、石炭や石油に比べてCO2排出量が少ない。

  • Q: 化石燃料の今後は?
    火力発電は化石燃料を使う。資源はあとどれくらい残っているのだろうか。

    A: BP統計2012によると、確認されている「可採埋蔵量」を現在の生産量で割った「可採年数」は、石油が54.2年、天然ガスが63.6年、石炭が112年となっている。政情が不安定な中東地域に石油資源の多くを頼っていることは、日本を含めた輸入国にとって大きなリスクだ。ただし、経済産業省によると、すでに発見されているガス田の埋蔵量や、今後発見が予想される石油や天然ガスの資源量に加えて、シェールガスシェールオイルなど非在来型の資源量を含めると、石油と天然ガスの可採年数はそれぞれ約4倍になるという。

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