- 読み:
- いでんしげん
- 英名:
- Genetic Resource
人間にとって役に立つ遺伝子を資源として位置付けたもの。ほとんどすべての動植物や微生物が対象となりうる。医薬品開発やバイオテクノロジーの発展に必要不可欠で、生物多様性条約は遺伝資源の利用と利益の公正・公平な配分を原則としている。同条約の締約国会議(COP)でその利用についての議論が続いているが、法的拘束力のある枠組みを求める途上国(提供側)と、ガイドラインで十分とする先進国(利用側)との間で意見が対立。2010年に名古屋市で開かれるCOP10での決着が期待されている。