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「振動式ボーリング機」 とは

読み:
しんどうしきぼーりんぐき

 近年、土壌汚染調査の分野で主流になっているボーリング機。ボーリングとは、地中に孔をあけ、土の試料を採取して地層の構成を調査すること。原位置試験を行うための孔を掘る作業のことも指す。ボーリングの方法には、掘進方法や能力によって種類がいくつかある。土壌汚染調査では簡易ボーリングが主流となっている。重金属類汚染の土壌資料サンプリングでは、約1000?あたり1点(表層土壌調査では5地点混合)となっているため、サンプリング作業で用いられる簡易ボーリングには、自走でき、掘削のための仮設が必要ない小型機が求められている。振動型の機械は、従来からある打撃式などと異なり、振動を加えながら掘削を行うことによって、周囲の音や振動が少ないのが特長だ。このため、住宅地が隣接しているケースでも安心して使用でき、市街地土壌汚染調査で重宝に使われている。1990年代以降に国内で開発されたものが多く、YBM社のECOシリーズや、東亜利根ボーリング社の「エコプローブ」などが有名。

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