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「準廃棄物」 とは

読み:
じゅんはいきぶつ
英名:
Quasi Waste

廃棄物に近い物の適正処理を進めるための、新しい規制の考え方。長野県で2004年頃から行われた廃棄物条例に関する議論において、学者や法律家、市民などが提案した条例案の柱となった。不法投棄などの不適正処理が起きる原因のひとつに、何を廃棄物と判断するかという線引きが難しいことがある。このため、廃棄物ではないが廃棄物と同じ程度の適正処理が求められる物について、一定の規制をかける根拠となる概念として準廃棄物が考え出された。

準廃棄物として、当時は産業廃棄物ではなかった木くずチップのほか、廃タイヤ、RDFなどを知事が品目指定し、処理施設の届出など一定の規制をかける案が有力だった。しかし、2008年3月に公布された「廃棄物の適正な処理の確保に関する条例」には結局盛り込まれず、準廃棄物の考え方が日の目を見ることはなかった。

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