水の濁り具合を表す指標。透明度の逆の指標と考えることができ、水中に含まれる泥や砂、プランクトンや化学物質などによって変化する。たとえば、河川では降雨によって濁度が高くなる。河川や湖沼の水質監視をはじめ、上下水道や排水処理施設の運転管理指標などとして用いられている。
水道法に基づく水質基準項目では濁度の基準値は2度以下となっており、基準値以内ならば濁りのない透明な水といえる。実際の水道水は、0.1度未満になるように浄水処理されている。濁度の定義や単位はJISにより定められており、水1リットルにカオリン(白陶土)1mgを混ぜたものが濁度1だ。なお、米国などではホルマジンを使って測定していて、その場合は単位にNTUを用いる。