サイト内
ウェブ

「揚水発電」 とは

読み:
ようすいはつでん
英名:
Pumping-up Power Generation

夜間電力などの「余った電力」を使って、水を下部のダム(調整池)から上部のダム(貯水池)へと汲み上げ、その水を再び下部へ落として発電する方法。河川の流入分を含む「混合揚水発電」と、含まない「純揚水発電」がある。わが国には、廃止となるものを除いて約27カ所の混合揚水発電所があり、出力は合計で約1252万kWに上る。また、経済産業省の電源開発計画によると、現在建設中の揚水発電所は4カ所(約435万kW)あり、今後さらに3カ所(約127万kW)の建設が行われる予定だ。

揚水発電は落差を大きくすれば発電量が増え、ピーク時など電力の必要な時に有効活用できる発電方法として国が普及を図っており、電力・設備会社などが技術開発を進めている。一方、自然豊かな山奥に発電所や送電塔を建設するケースが多いほか、24時間運転の原子力発電による夜間電力の消化策として位置づけられた経緯があり、各地で反対運動が起きた。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。