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「無洗米」 とは

読み:
むせんまい
英名:
Non-Washed Rice

精米された白米の表面に残っているねばねばした「肌ヌカ」と呼ばれるヌカを、特殊な方法で取り除いたお米のこと。お米を炊く前にとぐ必要がない便利さに加えて、環境への負荷が低いことでも注目されている。お米をとぐ時に出るヌカは、通常、とぎ汁として台所の流しを通じて排出される。しかし、栄養成分を多く含む米ヌカは生物化学的酸素要求量(BOD)が高く、下水道などが整備されていない地域では、公共用水域の汚濁を引き起こす心配がある。

NPO法人全国無洗米協会の試算によると、全国で年間に消費されるお米の量は玄米に換算して約900万t。これを精米した約800万tのうち、精米後に残る肌ヌカはとぎ汁にして年間で24万t以上も排出されているという。お米を各家庭でとぐのではなく、あらかじめ工場でヌカを除去した無洗米を利用することは、水質汚濁の防止につながる。また、除去したヌカを園芸肥料としてリサイクルする試みもあり、LCAの観点から評価されている。全国無洗米協会では、無洗米を認証してマークを付ける事業を行っている。

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