街中の警報機や案内放送など、文化や文明に由来する音が原因となって発生する騒音を指す言葉。代表的なものとして、駅ホームで列車の接近や発進を知らせる案内音や、エスカレーターに乗り降りする際の「手すりをおつかみ下さい」、各種警告音などがあげられる。社会において施設やサービスを利用する人の利便性や安全確保に必要である点で、近隣騒音とは一線を画する。
これらの音は、一つひとつが短時間で低レベルなので公的処置の対象にはなりにくい。一方、駅ホームで流れる案内用の音楽などは機器の変調により音程が外れる場合が少なくなく、聴いた人が気分を悪くする場合もある。身近な音や文化的な音に関心をもつことが、こうした騒音問題を解決する第一歩だ。
