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「水性塗料」 とは

読み:
すいせいとりょう

 塗料の主成分は、樹脂、顔料、溶剤などだ。これらの成分は、塗装後に塗膜となって対象物を保護する成分(樹脂、顔料)と、揮発する成分(溶剤)とに分けられる。水性塗料は、樹脂を溶かして塗りやすくするため、溶剤として有機溶剤(シンナー)を使わない塗料のことをいう。有機溶剤の使用量を大幅に減らして水で代替した塗料もこう呼ばれる。油性でも水性でも、塗料は乾燥すると溶剤が揮発し、塗膜が残る。水性塗料は、乾燥前には水によって流れてしまうが、乾燥後には水によって薄まったり流れたりすることはない。油性塗料の場合、塗装時や塗装後の有機溶剤による身体への影響や環境汚染が心配されるが、水性塗料では、有機溶剤の揮発量を低減できるため、大気汚染シックハウス対策につながるとして注目されている。ただし、水性塗料には、混ざり合わない油と水をエマルジョン化させるための界面活性剤などが含まれており、シックハウスへの影響を指摘する声もある。

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