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「化学物質アドバイザー」 とは

読み:
かがくぶっしつあどばいざー

 化学物質に関する正確な情報をわかりやすく伝えることによって、市民や企業、行政などの間の化学物質に関する対話の推進に役立つことのできる人材のこと。私たちの身の回りには多くの化学物質や、それらを含む製品があふれているが、専門家でもなければ化学物質による影響や、その仕組みについて正確に理解することは難しい。安全で安心な生活を送るためには、化学物質に関する情報を市民、産業、行政など関係者すべてが共有し、理解するリスクコミュニケーションが必要になる。化学物質アドバイザーは、市民や企業、行政からの要請に応じて、化学物質や化学物質による環境リスク、PRTRの仕組みなどに関する疑問に答えるほか、関連する情報を提供することによって、化学物質に関するリスクコミュニケーションの推進を支援する。環境省は、2003年から化学物質アドバイザーのニーズや、求められる能力・業務などを把握するための研修・登録・派遣を行うパイロット事業を実施。その後は新規のアドバイザーの募集は行われていないが、(社)環境情報科学センターが事務局となって、派遣などの要請を受け付けている。派遣を要請すると、説明会や勉強会に講師として参加し、化学物質に関する情報をわかりやすく解説してくれる。化学物質アドバイザーの活動は営利が目的ではなく、自発的な協力のもとに情報提供活動を行っている。

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