- 読み:
- おでいしょうか
- 英名:
- Sludge Digestion
下水汚泥のように有機成分を多く含む汚泥を、酸素が少ない嫌気性条件の下で微生物処理し、メタンガスや二酸化炭素などに分解する処理法。もとは汚泥の減容化を目的とした技術だったが、近年、処理の過程で発生するメタンガスがエネルギー源として注目されるようになっている。
下水処理場では、メタンガスを燃焼して処理設備の加熱に利用する利用法以外に、燃料電池プラントの原料として利用したり、発電やコージェネレーションに利用したりする事例が増えている。メタン発酵させた後の汚泥は消化汚泥と呼ばれ、その分解方法についての研究開発が進められている。