プラスチックを再利用すること。大きく分けて、廃棄されたプラスチックを焼却する際に発生したエネルギーを電気や熱として取り出すサーマルリサイクルと、プラスチックを溶かすなどして原材料に戻し、改めて製品に再利用するマテリアルリサイクル、化学的に処理して原料などにするケミカルリサイクルなどがある。
近年、3Rへの意識の高まりから、プラスチックなどの樹脂を原材料として製品をつくるメーカーが設計の時点でリサイクルしやすい材料や構造を採用するようになった。このような上流での取り組みが盛んになるにつれ、プラスチックのリサイクルや部品のリユースが進みつつある。一方、廃プラスチックは発生源や使用形態がまちまちであり、他の素材と混ざって廃棄されることも多い。プラスチックのリサイクルを進めるには、排出時における分別の徹底が不可欠だ。