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「バラスト水条約」 とは

読み:
ばらすとすいじょうやく
英名:
International Convention for the Control and Management of Ships' Ballast Water and Sediments

船舶のバラスト水や沈殿物などを規制、管理して、有害な水生生物や病原体の移動により生じる環境や人の健康などへの被害を防ぐことなどを目的とする国際条約。正式名称を「船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための条約」といい、「バラスト水管理条約」とも略される。国際海事機関(IMO)が、2004年2月に開催した「船舶のバラスト水管理に関する国際会議」で採択した。

バラスト水の排出により、ある海域に本来は生息しない外来種がもち込まれて生態系を撹乱する問題が起き、深刻化している。こうした問題に対処するため、バラスト水中の生物数を一定数以下に処理する装置の搭載を、2009年以降の新造船から順次義務づける。本条約は30カ国が批准したら発効される予定で、IMOは発効に先立ち「バラスト水管理システムの承認に関するガイドライン(G8)」を決議した。

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