政府が2002年に閣議決定した、バイオマスの利活用を推進していくための取り組みや行動計画をまとめた戦略。動植物や微生物、有機系廃棄物などバイオマスの積極的な活用に向けて、経済産業・文部科学・農林水産・国土交通・環境の各省が中心となって策定した。その後、2006年3月に見直しが行われた。
バイオマスからは、エネルギーや生分解性素材、飼料・肥料などさまざまな製品を生み出すことができる。そのため、バイオマス利用の促進は、循環型社会の構築、地球温暖化の防止などにつながるものとして期待されている。国は同戦略に基づき、国産バイオ燃料の本格的導入や、林地残材などの未利用バイオマスの活用、バイオマスタウン構築の加速化などを図っている。