生物からつくり出した高分子（ポリマー）のこと。核酸やポリフェノール、ポリ乳酸のような生体内に存在する高分子、絹のように生物がつくり出したもの、それらの混合物、それらから生成したものなどがある。高分子は繊維やプラスチックなどの原料であり、現在では石油から合成されることが多い。しかし、石油の枯渇や、石油の利用に伴って発生する二酸化炭素（CO2）が地球温暖化につながるなど環境負荷の高さが指摘されるようになり、再生可能なバイオベースポリマーへの関心が高まっている。
2012年に組織された「産総研バイオ材料コンソーシアム」は、バイオベースポリマーをはじめとするバイオ素材に関する研究を行っている。
