化学にかかわる者が自らの社会的責任を自覚して、化学技術の革新を通じて人と環境の健康・安全を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目的とする世界的な活動。日本では、国内のGSC活動を推進するため、化学工業会、日本化学会、日本化学工業会、産業技術総合研究所、化学技術戦略推進機構などの学会・団体が、2000年にグリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク(GSCN)を設立した。
GSCNは、GSCの理念の普及・啓発、産学官及び国際間の連携、情報発信と社会との対話などの活動を行っている。また、アジア・オセアニア地区でのGSCの発展と交流促進を目的とする「GSCアジア・オセアニア国際会議」を実施しており、第3回会議は2011年12月にオーストラリアで開催される。 さらに、GSC活動に取り組む主体を表彰するGSC賞や奨励賞などの顕彰制度も設けている。