「エコロジカル・マーケティング」の略。「環境マーケティング」や「グリーンマーケティング」などともいわれる。企業などが地球環境に優しい商品やサービスを提供するために、企画、開発、生産、物流、販売、広報、リユース、リサイクルなどの3Rに至るまで、環境負荷を最小限に抑制することを目指す事業活動の全般を指す。
エコ・マーケティングの例は枚挙にいとまがない。過剰包装を避け、ゴミをできるだけ出さないようにする。商品を生産する過程で排出される廃棄物を削減する。缶やビンを回収して再利用する。レンズ付きフィルムの本体やコピー機の使用済みドラムを回収して再利用する。本業を通じて生物多様性の保全活動に取り組む。
また、エコポイントなどの特典制度も、他社との差別化などの点で有効な手法とされる。最近は、企業が商品やサービスの購入者に対して、社会的な活動を行うと約束したり、寄付を行ったりするコーズ・リレーティッドマーケティングの動きが盛んになっている。