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「アルベド」 とは

読み:
あるべど
英名:
albedo

太陽から降り注いだ光を地球がどれだけ反射するかという割合を指す言葉。大気の温度を決める要素のひとつで、日本語で反射率や反射能という。一般に、大気が濃く雲が多い天体ほどアルベドの値は大きくなる。理論的にはアルベドの大きい方が、地表面の温度上昇に与える影響が少ない。地球では、雪面や砂漠などは太陽光をよく反射するためアルベドが大きく、植物が生育しているような場所では小さくなる。

表面が氷雪に覆われている場合ではアルベドが80%にも達するが、温暖化によって氷雪が減る事になれば、温暖化の加速につながると考えられている。地球のアルベドはおおよそ30%であるため、アルベドがそれより低ければ地球の温度は今より高くなり、高ければ温度は低くなると考えられる。地球上の雪氷地域、砂漠、森林等の面積の増減は、地球のアルベドの増減につながる。このため、地球の気候システムが変わってしまうおそれもある。

アルベドの値は植物の存在によって小さくなるが、葉の表面から水分が蒸発する時にまわりの大気から気化熱を奪う。ビルなどの屋上緑化に、都市部でのヒートアイランド現象を抑制する効果があるのはこのためだ。

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