A: JR東京駅の東海道線ホームの屋根には太陽光発電システムが設置されており、2011年2月から発電を開始している。駅のある千代田区と共同で設置したものだ。パネルの面積は約3846平方m、発電電力は453kWで、年間の発電量は約340Mwhに達する。これは東京駅全体で使われる電力量の約0.3%にあたり、つくった電気は駅の照明やエアコンなどに活用されている。二酸化炭素(CO2)削減効果は約100tだ。また、太陽光パネルによる発電状況を、駅構内にあるモニターで確認できる「見える化」の機能も備えている。
A: 東京駅丸の内駅舎のライトアップには、電力消費量の少ないLED照明が多用されている。照らす場所によって使い分けていて、外部の壁面などは特殊LEDチップを搭載した灯光器で素材の魅力を引き出す。また、ドーム外観は赤・緑・青の3原色を調整しながら発光させる演出を加えている。さらに、丸の内南口と北口大ひさし下部には専用に開発した照明を採用した。一方、駅舎内の天井などでも、LEDのスクエアライトや集光ダウンライト、高天井用シーリングライトなどが使い分けられている。