A: スーパーウォームビズは、オフィスなどで暖房の設定温度を20℃にし、心地良く過ごすワークスタイルのウォームビズを超えた、省エネや節電の取り組みのことだ。2011年の東日本大震災発生を受けて、環境省が2005年から進めているウォームビズを強化して、より節電を意識して過ごすべきであるという声が出始めた。すでにスーパーウォームビズに対応した衣服や用品も販売されている。
A: 環境省によると、(財)省エネルギーセンターが行った調査の結果、暖房を23℃以上に設定しているオフィスビルが全体の約半数を占めており、暖房温度を適正に設定することは、節電や省エネを図るうえで非常に効果的であることがわかる。たとえば、冬の暖房時にオフィスの室温を23℃から20℃にすると、エアコンなどの暖房機器が消費するエネルギーの量を約2割削減できる。これはすなわち、二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながる取り組みだ。企業などがスーパーウォームビズに取り組むようになれば、さらなる効果が得られるだろう。