A: 世界各国のコンサルタントや経営者団体、企業、NGOなど、多様なステークホルダーで構成されているGRIが作成した「GRIガイドライン」は、環境報告書やCSR報告書など持続可能性報告書のグローバル・スタンダードとなっており、英語だけでなく日本語にも翻訳されている。日本語訳は、サステナビリティ日本フォーラムが提供しており、第3版の販売も行っている。
A: 世界には、GRIのような活動をする団体がほかにもあり、SA8000やAA1000など、CSR(企業の社会的責任)に関する各種の国際基準や規格が作成されている。GRIはさまざまな団体や組織、プロジェクトとの連携を進めている。たとえば、人権・労働・環境・腐敗防止についての10原則の実践を求める「グローバルコンパクト」や、OECD(経済協力開発機構)加盟国の多国籍企業を対象にした拘束力のない企業行動規範である「OECD多国籍企業ガイドライン」、国連の「ミレニアム開発目標」などとも関連付けられている。