SA8000のSAは、「ソーシャル・アカウンタビリティ(社会説明責任)」の略で、米国のCSR評価機関であるSAI(Social Accountability International)が、国際的な労働市場での基本的な労働者の人権の保護に関する規範を定めた規格である。児童労働、強制労働、差別の撤廃、労働者の健康と安全など9つの分野について、企業が第三者機関の認証を受ける。認証を受けた企業は労働問題に真摯に取り組んでいる証となり、国際的な評価を得ることができる。SA8000の背景には、企業の社会的責任(CSR)が問われるようになり、また、労働環境が国際化され、国際的な労働規格が必要になったことなどが挙げられる。
それぞれの国際規約にはどんな特徴があるのだろう。
児童労働などは日本ではほとんどありえないが、SA8000を取る必要があるのだろうか?