2025/05/10 15:20 ウェザーニュース
今日10日(土)は天気が回復した西日本や北陸で気温が上がり、特にフェーン現象が発生した北陸は富山で30℃以上の真夏日になりました。
関東は雲が優勢で少しひんやりしたものの、明日11日(日)は日差しが届いて気温が上がる見込みです。
日本海に発達した低気圧があり、西日本から東日本の上空には暖かな空気が流れ込んでいます。前線が離れた西日本や北陸では日差しが届いて気温が上がりました。
特に、北陸から山陰にかけての日本海側では西寄りの風や南寄りの風が山を越えてフェーン現象も発生したため気温が高く、午前中から25℃を突破、午後には富山で今年初めて30℃以上の真夏日になっています。15時までの全国の最高気温のランキングは、7位までを富山県が独占し、10位まで見ても全て北陸となりました。
現在も雲が優勢となっている関東や北日本は気温があまり上がらず、東京都心はぎりぎり20℃に届いたくらいです。北海道は、海風が流れ込み続けている太平洋側で気温が低く、釧路町知方学など最高気温が1桁にとどまった所もあります。
明日は低気圧が北海道の東に進み、上空の暖気も東に離れます。北陸では今日より大幅に気温が下がり、西日本も下がる所が多い見込みです。予想最高気温は20℃前後と、寒くはないものの今日との体感差が大きくなります。
一方、関東には暖気が残ります。午前中は日差しも届き、今日より気温が上がる見込みです。東京都心の最高気温は26℃の予想で、夏日になれば5月4日以来一週間ぶりとなります。
各地、服装選びに注意して体調管理をしっかりと行なってください。