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海野和男のデジタル昆虫記

ハンミョウの交尾

ハンミョウの交尾
2018年02月06日

 ハンミョウはオスがメスを大きな牙で咥えて交尾する。体長8mm程度の小さなハンミョウだった。
カメルーンでご一緒した堀さんはハンミョウの研究者。今回はハンミョウはぼくの頭の中になかったので、申し訳ないことをした。元々はタンガニーカ湖で魚類の調査をされ、坂の左利き、右利きの研究で著名な元京大の先生で、若い頃から甲虫が好きだったそうで、今はハンミョウ一筋。ハンミョウ以外の写真はほとんど撮られない。これにもびっくりした。今はねんに5〜6回はハンミョウだけを探しに世界を回っておられると言うからすごいバイタリティーだ。
 ぼくが学生だった頃、日高研究室で後輩だった常木さん(擬態も研究しておられた)と教育大で同級だったらしい。世の中せまい。こんどSSPにも参加して下さり、お会いできて良かった。
 今は乾季でハンミョウの少ない季節だそうだ。それでも後半、普通酒ではあるが、小さなハンミョウを3種ほど撮影できた。ちなみに、ハンミョウはカメルーンには200種近くもいるのだとか。夜行性の種もいるなど、面白いお話をお聞きできた

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