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海野和男のデジタル昆虫記

オオキバドロバチの巣を奪うハキリバチの仲間

オオキバドロバチの巣を奪うハキリバチの仲間
2018年01月21日

 今日は、何も無ければ日本へ戻るエチオピア航空の機内にいるはずだ。というのはカメルーンはインターネット事情はそれほど良くないので、ネットに繋がるときに前もって日記を書いている。
 来週の日曜、28日夜7時半からのダーウインでカメルーンのオオキバドロバチが放映される予定だ。
その時の取材で、オオキバドロバチの巣を長期観察したが、オオキバドロバチが羽化した後の巣に大きなハキリバチが巣作りをした。まだオオキバドロバチのメスは巣を守っているのだが、そんなことはお構いなし。穴を掃除し、やにでコーティングをし、花粉を運び込んで卵を産み飛び去っていった。写真の下に見えるチャイロのものはこのハキリバチが集めてきた脂で、これを使ってコーティングをしたり、最後に閉じた巣に塗りつける。このハチはダーウインが来たでは放送されないと思う。

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アリ・ハチ
Olympus E-M1 Mark Ⅱ
旧熱帯区(エチオピア区)
カメルーン
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