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海野和男のデジタル昆虫記

E-PL1

E-PL1
2010年03月12日



オリンパスE-PL1を使う機会があったのでレポートしておきたい。
 PLはペン Liteの意味だ。ズームレンズ付きのリコーのGXRと持ち比べたけれど、こちらのほうが小さく感じられるほど小型にできている。格好はE-P1やE-P2のほうがよいと思うが、サブカメラとして使うならこの大きさはよい。コンパクトな14-42のレンズが大きく感じられるほどボディが小型化されている。大きめのコンパクトデジカメと言った雰囲気。
 シャッターを押してあれっと思った。ぴぴぴと気持ちよくピントがあったのだ。E-P2と比べてみたらSAFモードでは確かにかなり速く正確になった印象がある。他社の一眼レフのライブビューでのAFもこのくらい機敏だとよいのだが。
 いつもはオリンパスのカメラはISO200 で使うが、今回はISOオートで使ってみた。E-PL1の高感度はD700などのフルサイズ一眼レフと比べれば、よいとは言い難いが、コンパクトデジカメと比べれば比較にならないぐらい綺麗だ。小さいからコンパクト感覚で使えば満足できるのではないだろうか。高画質をと言う場合はISO200にすればよい。ボディー内の手ぶれ補正が驚くほどよく効くのがペンシリーズの特徴だ。標準ズーム域内なら1/15ぐらいでもぶれないことが多い。
 ぼくは動画をよく撮るので動画でのAFがうまく効くかが気になった。前機種より多少よくなったかなという感じはあるが動画撮影でのCAFは今ひとつの気がする。もっとも動画を撮れる一眼レフ各種を使ってみて、AFが使い物になるのはパナのGH1に14-140ズームをつけた時ぐらいだ。パナでも動画撮影でのAFはレンズによる差が極めて大きい。オリンパスから発売されるという14-150に期待してみよう。
 ダイアルがなくなって、シャッターや絞りの設定はコンパクト機のように十字キーになった。ぼくにはダイアルがあった方がよいが、コンパクト機に慣れている人には使いやすいだろう。一番大きく異なるのはストロボが内蔵されたこと。マニュアル発光はなさそうだが、RCモード(他のストロボをコードレスで発光させられるモード)は搭載されている。E-PL1はペンシリーズの廉価版の位置づけだが、ストロボが内蔵された点など、たされた機能はあっても削られた機能はほとんどないようだ。人気のアートフイルターなども健在である。写真はラフモノクロームで撮った大糸線。

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