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海野和男のデジタル昆虫記

ツバメシジミの卵をアップで撮る

ツバメシジミの卵をアップで撮る
2003年09月08日

目の前でハギの枯れた花にツバメシジミが産卵した。ツバメシジミは広範囲なマメ科植物の花や蕾、若い実に産卵するチョウだ。幼虫は普通、葉は食べずに花や実を食べるからだ。
 産まれたばかりの卵はゴミなど付いていないので早速撮影した。うす緑色で突起のあるまんじゅう型の卵である。卵の直径は0.7mmぐらいといったところか。
 こういう小さいものはマクロ専用のベローズ用レンズで撮る。使ったのはzuiko AUTO-MACRO 38mmF2.8だ。このレンズは3倍ぐらいから7倍ぐらいで性能がよい。5倍ほどの撮影。35mm換算では10倍の撮影となる。こうした拡大撮影は、大昔は大変だった。それを解決したのがこのレンズとオリンパスOM2、専用ストロボの組み合わせであった。今から30年近く昔の話である。誰でも簡単に超マクロ撮影できるシステムはオリンパスの開発なのである。それでぼくはOMの虜となったというわけだ。そしてそのシステム自体はなくなったが、ストロボがマクロでもオートで使えるというのは今や多くのカメラでスタンダードとなった。ただそれが有効に使えるレンズはキャノン65mmぐらいしかないというのは寂しい限りだ。ぼくはE1で再びこのシステムを活かそうと思う。

E-1 zuiko AUTO-MACRO 38mmF2.8 F16 絞り優先AE ストロボ 

◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7とE-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。 
E-1写真展
2003年9月18日(木)〜10月1日(水)神田小川町オリンパスギャラリー
午前10:00〜午後6:00
最終日 午後3:00 日曜・祝日休館
石黒 健治 岩合 光昭 海野 和男 宮嶋 康彦 山岸 伸
海野は最新作を小諸日記から7点展示予定

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