シロシタホタルガの警戒色
2002年05月17日
マダラガの仲間のシロシタホタルガの幼虫は赤、黄、黒の配色で大変によく目立つ。群棲していることが多いのに、鳥に食べられる気配はない。
これはこの幼虫が毒を持っているからである。多分、鳥が食べると吐き気を催すような化学物質があるのだろう。触るとねばねばする透明な液体を皮膚から分泌する。
このガの敵は鳥よりも、そんな毒はものともしない寄生バチなどの昆虫であろう。
◎オリンパスギャラリーにて写真展を開催中。日曜は休みで今月22日まで。詳しくはトップページ「海野からのお知らせ」をご覧ください。