サイト内
ウェブ

アメリカで流行中の「サイキック投資」とは?超能力が示した銘柄を買って億万長者に!?そんな「まさか」なオカルト話が一冊に【作者インタビュー】

  • 2023年10月31日
  • Walkerplus

日本のオカルト専門サイト「TOCANA」の元編集長・角由紀子さんが持つ幅広い知識をもとに、漫画家グラハム子(@gura_hamuco)さんが描く「オカルト異世界ばなし」(竹書房)が一冊の本になった。見た人に不幸なことが起きると噂される映画「アントラム 史上最も呪われた映画」や幽体離脱、アメリカで流行中の「サイキック投資」など、怖い話だけでなく、パラレルワールドや予知予言などの不思議な世界に誘ってくれる。


■都市伝説や怪奇まで、ほんとかな?と思うオカルトな話を一冊に
2012年、つくば市のコンビニで1万円硬貨が使用された。日本の造幣局では1万円は、紙幣しか作られていない。それなのに、造幣局で作られたものと同レベルの精巧な硬貨だったという。さらに、容疑者は「へ?使えないの?」と、驚愕!1万円硬貨などこの世にないものを使えると信じて疑わない男性の反応を見て、もしかして彼はパラレルワールドからきたのではないかと言われている。

また、本書にはアメリカで流行中の「サイキック投資」の話も。サイキック投資とは、超能力者が未来予知した情報をもとに、投資をするという方法。いわゆる、予言だ。一般的な経済誌や専門家に取り上げられていない銘柄もあるため、当たったときの利益もかなり高額だという。

■原作・角由紀子さん×漫画家・グラハム子さんにインタビュー
原作・角由紀子さん×漫画家・グラハム子さんという組み合わせは、グラハム子さんの漫画「美淑女戦隊 オバサンジャー 困った姑・夫を浄化する!?」がきっかけ。漫画の中に出てくる「おっぱいビーム」や「発汗スプラッシュ」などの描写にカオスなノリが感じられ、それがオカルトに合うかもしれないと、タッグを組むことになった。今回はお二方に本作について話を伺った。

――本書の見どころを教えてください。

角由紀子さん:TOCANAで取材したガチネタから個人的な体験談、聞き込み調査で得たおもしろ情報までおもしろいオカルトならなんでもいいやと自由気ままに、節操なく全て載せました。意外とコアなことが描いてあるのですが、絵のかわいさで中和されているので、オカルト初心者でも楽しめると思います(笑)。ぜひ、この本を通じて不思議な世界の楽しさを知ってもらえるとうれしいです!

グラハム子さん:オカルトをポップに描いてあるところです。実は私自身、この連載が始まるまでそんなにオカルトに興味がなかったんです。でもだからこそ初心者でもスッと受け入れやすい感じの本になった気がします。なので、オカルト上級者さんにはちょっと物足りないかもしれません。この第1巻は初心者の方向けですね。この連載はもう始まって3年くらいで、今も連載中なのですが、角さんのお話を伺っていくにつれ、私自身どんどんオカルトに興味が出てきました。今はもう「見えない世界はあるもの」だと思って生きています。見えない世界があると思うだけで、心の部屋がずいぶん広がりました。

――原作(ネタ)から漫画を描き起こす作業の中で、気をつけたことはありますか?

グラハム子:なるべく聞いた話をそのままストレートに描くよう心がけました。私も人間だからどうしてもバイアスがかかった見方をしてしまうこともあるし、構成的には「こうした方がわかりやすくなるんだけどなぁ…」などと考えてしまうこともあったのですが、そうしてしまうとせっかくの素晴らしい原作のパワーが弱まってしまうんですよね。ストレートに描きつつも、オカルト初心者でもわかりやすく、それを気をつけました。

――オカルトと聞くと「怖い話」と思いがちですが、異世界への入り口や幽体離脱など不思議な話もあり、ホラーが苦手な人も興味深く読むことができますね。

グラハム子:そうですね。オカルトって「隠されたもの」という意味なのだそうです。だから本当に幅広いんです。心霊スポットとパワースポットって全然違うけど、どちらもオカルトの範囲です。自分の好きなジャンルから入ったけど気がつけば、ほかのジャンルも詳しくなっていく、という方も多いみたいです。全ては繋がっているというか。


当初、グラハム子さんはオカルトの知識がほとんどなく、連載を続ける中で、角さんの配信やラジオなどを積極的に見てどんどん知識を増やしていったそうだ。「信じるか信じないかとあなた次第」と言われる都市伝説やオカルトの世界。「ある」ものだと信じて読むと、途端に興味深い世界に変わる。

取材協力:角由紀子 (@sumichel0903) ・グラハム子(@gura_hamuco)

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.