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【漫画】“かわいすぎ警察”に捕まった!?ぶっ飛んだ発想の脱獄コメディに「面白すぎたんで逮捕」と爆笑の声

  • 2023年2月16日
  • Walkerplus

人を惹きつける抗いがたい魅力を指して「罪作り」とはよく言われるもの。けれど、それが本当に“犯罪”になったら……?「かわいすぎ罪」で投獄された美少女の脱獄劇を描いた創作漫画が「オチまで可愛い」「マジで笑う」と、Twitter上で1万3000いいねとともに多くの反響を呼んでいる。
話題を呼んだのは、矢尾いっちょ(@1203yao)さんが昨年10月に投稿したオリジナル漫画「かわいすぎて捕まった女」。作品の紹介とともに、インパクト大のアイデアの源など作品の裏側をうかがった。

■「かわいすぎ罪」で逮捕された美少女、「かわいいビーム」で脱獄!?
主人公の「姫神せいら」は、かわいいが長所、かわいすぎるのが短所と公言するほどかわいさに自信ありの人気配信者。だがある日、「かわいすぎ罪の疑いがあります」と現れた“かわいすぎ警察”によって突然逮捕されてしまう。

ドッキリでもなんでもなく、本当に収監されてしまったことにうろたえるせいら。同室の女性は、「かわいい人間はエネルギー弾つくれるだろ?」と指先に光弾を作り、そうした危険性からかわいい子が捕らえられているのだと話す。

話を聞き、監獄を抜け出しそうと見よう見まねでエネルギー弾を作ろうとするせいら。すると、才能からか規格外の大きさの弾を生成できてしまい、監獄を破壊し他の囚人とともに脱獄をはじまる――、というストーリーだ。

■「かわいすぎて犯罪的なキャラ」から生まれた爆笑コメディ
あまりにも理不尽な組織“かわいすぎ警察”と、「かわいいはつくれる」という身もふたもない理由から繰り出される「かわいいビーム」のぶつかり合いが笑いを誘うコメディ短編。ユーザーからは「ガチで税金の無駄」「面白すぎて逮捕」「頭空っぽでも笑える漫画大好き」と好評が寄せられた。

以前ウォーカープラスで紹介した漫画「時を止めるオタク」でも、「待って」という口癖を活かしたアイデアで6000を超えるいいねを集めた矢尾さん。今回も「かわいすぎ罪」「かわいすぎ警察」といったパワーワードがけん引する本作の発想がどのように生まれたのか話を訊いた。

――「〇〇警察」だったり「かわいいは正義」といった言い回しはありますが、「かわいすぎ罪」は盲点でした。本作のアイデアはどんなところに着想を得たのでしょうか?

「以前描いた『時をとめるオタク』では地味目なビジュアルの主人公だったので今回はかわいい主役を描きたいと思っていました。そこから『かわいすぎて犯罪的なキャラ』まで発展させ、本作の構想にいたりました」

――主人公のせいらの「かわいさ」ではどんなところを意識されましたか?

「せいらは『自分がかわいいと自覚している』ことが一番の特徴だと思っています。故に少しひねくれたところもあり、でもそれがかわいく見えるように意識してセリフや表情を考えました」

――これまでの作品と意識的に変えた点や、挑戦したポイントなどがあれば教えてください。

「ストーリー展開を整合性よりも面白さ重視で描き切ることに挑戦した作品だと思っています。“出オチ”の漫画といっても過言ではないので、とにかくより大きなインパクトが起きる流れになるように心がけました」

――ちりばめられるギャグ描写もツボに入ります。ご自身で特にお気に入りの台詞やシーンはありますか?

「個人的に敵キャラの鈴木矯正監がお気に入りのキャラで、エネルギー弾に被弾するシーンはストーリー構成の段階から自分でも思わず二ヤついていました。彼に良い再就職先があることを心から願っています」

――多くの読者から笑いの声が寄せられた作品です。そうした反響への思いや、印象に残ったユーザーのコメントがあれば教えてください。

「トンデモ展開の作品を描き上げた自負があったので、正直、投稿前は読者の反応が怖かったです。実際の反応も、混乱する読者を多数お見受けしましたが、おおよそ好意的な反応だったのでほっと胸をなでおろしました。pixivのハッシュタグで「#人類には早すぎる漫画」とつけられたときはその場で思わず笑ってしまいました」

取材協力:矢尾いっちょ(@1203Yao)

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