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「日本流行丼大賞2022」グランプリが決定!トレンドの丼から斬新な丼まで5品が受賞

  • 2022年12月24日
  • Walkerplus

今年で3回目の開催となる「日本流行丼(りゅうこうどん)大賞」の選考結果が、2022年11月30日に東京新聞朝刊紙面で発表された。特別賞からグランプリまで5品が受賞を果たした。

■見事グランプリに輝いたのは「ハンバーグ丼」
2022年のグランプリに輝いたのは「ハンバーグ丼」。グランプリ選出の理由は、今年に入ってランチなどでハンバーグを丼に乗せて提供する店が増え、都内では専門店も行列となっている点だ。また、「家でも気軽に作れる」「肉の種類を変えたり、野菜を入れることもできる」など、独創性・時代性・将来性を鑑みて、選考委員の満場一致でグランプリとなった。

■金賞はボリューム満点の「極厚カツ丼」
金賞に選出されたのは「極厚カツ丼」。分厚く切った豚肉の塊を丼に盛り付ける、見た目からの話題性が評価された。またトンカツ専門店でも提供する店が各地で現れ、極厚カツ丼専門店も出てくるほどの社会性が受賞の理由だ。

■特別賞はインパクト抜群の3品が受賞
特別賞として選ばれたのは「おちょこ丼」「おまかせ海鮮丼」「そびえる鰻玉丼」の3品。これまでの丼にはなかった斬新なアイデアで、それぞれ独創性や時代性、将来性が評価されての受賞となった。

■今年は「私の最高丼」を一般募集
また、今年は「私の最高丼」を一般募集。心温まる思い出や、感動、驚きのあった丼で、“最高”と人に薦められる丼として、小野田悦子さん(東京都)が投稿した「美髪丼」がグランプリに選ばれた。

日本流行丼大賞2022は、うなぎと丼の情報発信サイト「うなぎ_STYLE」と東京新聞の主催で、農林水産省の後援を得て活動。日本の飲食文化のさらなる発展を目的に、「人々に愛され、歴史に残す価値がある」「世界に広めたい」「その年注目が集まった丼を記録に残す」という選考方針と共に、知名性・社会性・話題性・独創性・時代性・将来性という6つの指標をもとに検討。食やトレンドの専門家による委員によって選出が行われた。

日本流行丼大賞2022実行委員会の委員長・中西さんに話しを聞いてみた。
「(今回のイベント開催の目的は?)丼は江戸時代に誕生して以来、地場の食材を使う庶民のソウルフードであり、今でも多くの人々の嗜好を満足させる大衆の味です。外食や中食で丼は、気軽に食べられ、価格も高くないことから、どの販売形態でも購入可能であり、その時々の社会情勢による流行に影響を受けやすい食事だと言えます。流行の影響を受けやすい食事であることは、時代の変革に敏感に丼は反映され、場合によっては消えていく可能性も秘めています。鰻と丼の情報発信サイト『うなぎ_STYLE』では日本が誇る食文化を次世代に継承し、世界に広めるために、時代を彩った丼を記録していく重要性を感じ、選考基準を設け、専門家による選考委員会で、その時々に人々の支持を集めた丼を『日本流行丼大賞』として2020年から毎年11月30日に流行丼を選出し、表彰していくことにしました」

「(今回の注目ポイントは?)新型コロナの影響で人々のライフスタイルが大きく変わり、旅行やイベントへの参加がなくなり、多くの人との会食もなくなった分、丼のように一人で食べる食事は少しお金がかかってもボリュームのあるものや、健康に良いものを選択したいという願望が生まれています。その点ではグランプリや金賞に選ばれている丼は、贅沢感やボリュームという人々の食に対する期待に添ったメニューであったと考えています。また、特別賞に選ばれた丼は、多品種の食材が食べられるヘルシー性や円安で物価が上がる中で経済的な食材を調理するという点で、ポストコロナ時代を見据えた飲食の在り方を提示しており、今後の丼文化の広がりに新しい糸口が見えるような気がしています」

「(今回のイベントのアイデアはどのようにして生まれた?)以前勤務していた出版社時代から、飲食に関わってきており、飲食業界の状況や飲食メディアで未開拓の分野があることには気がついていました。Webを使った情報発信サイトの立ち上げ、和食の中でも丼業界を盛り上げるイベントを実施したいと考えていました。初年度は単独で開催しましたが、2年目からは東京新聞も主催に入ってもらい、農林水産省も後援に入ってもらえ、さらに社会的な役割が増してきたと思います」

「(ユーザーへのメッセージは?)来年以降も継続している計画ですので、実行委員会に入ってもらえる主催者や後援者を募り、さらに多くの人を巻き込んで、長く続けていけるようにしたいと考えています」

ご飯と具材それぞれが引き立て合い、ひと品で食べごたえ十分な丼(どんぶり)。1杯の中に作り手の想いがギュッとつまっている丼を、ぜひ味わってみて。なお、選考の詳細については専用サイトで公開している。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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