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【漫画】え、抗がん剤って注射じゃなくて手術なの!?当日に知って動揺、さらに執刀は新米医師で青ざめる

  • 2022年8月29日
  • Walkerplus

幸せに暮らしていた一家の母親が突然がんに。これからどうする?その時家族は?「がんサバイバー」という言葉もあるように、がんと闘病・共存しながら日常を送る生き方が注目されている。そんな中、自らのがんとの闘病や家族との触れ合いを漫画「鼻腔ガンになった話」にし、Instagramにアップして反響を呼んだのが、やよいかめさん(@yayoi_kame)。そのリメイク版を描いていく。

やよいかめさんはご主人とお子さん2人の4人家族。鼻詰まりの精密検査を受けたところ、思いがけず鼻腔がんと告げられた。抗がん剤治療や手術によって寛解を目指すことになり、まもなく入院。今回は、抗がん剤投与の体験を描く。

初めての抗がん剤投与が近づいてきた。腎臓の負担を減らすため、3日ほど前から生理食塩水の点滴が始まる。

治療にはいろいろな方法があるが、やよいかめさんが受ける動注化学療法では、抗がん剤投与はカテーテル手術になる。勝手に注射で済むと思い込んでいたやよいかめさん、痛恨の勘違い!突然の緊張が走るなか、手術室へ移動する。

さらに、執刀がキャリア浅めの医師だと分かり、やよいかめさんの感じる恐怖はさらに増していった。

■手術室のドアが開いて初めて、すべてを理解した
初めての抗がん剤投与は、入院してからおよそ1週間後だった。「抗がん剤について患者同士で話し合ったことはあまりなかったような気がします。多少会話の中で『こないだ抗がん剤やって、まだ体がしんどいんだ』くらいはありましたが」

事前にお医者さんが来てカテーテルを入れるなどの確認があったにもかかわらず、注射ではなく手術と気づいたのはその直前だった。「『(事前の確認では)抗がん剤は太ももから管を入れて、がんの近くまでカテーテルを通して、そこで抗がん剤を流します』と言われて。私は『ふーん』としかその時は思わなかったんです。カテーテルを通すことは“長い管の注射”くらいのイメージで、簡単にできることなんだと勝手に思っていました」

当日に着圧ソックスを履かされても何の疑問も抱かずのんびりしていたら、ご主人とお義父さんから「カテーテル手術だよ」と言われてやよいかめさんは焦った。「『ということは、普通の手術とは違うんだから軽い手術?なんだよね???』とトンチンカンな感じで」。その後看護師さんにさりげなく「これって手術なんですよね」と聞いたら当然「そうですよ」との返事。「『本当かなぁ』と疑いつつ、よく分からないまま手術室へ。ドアが開いて中の様子を見て『あ、コレめっちゃ手術される感じやん』と思いました」

それでもまだ注射のイメージが残っていたせいか、手術時の痛みにも驚いた。「太ももから鼻の方まで管を通すとしか聞いてなかったので、まず最初に腕に刺されたことにびっくりしました。やはり頭の中にあったカテーテルのイメージが注射だったので、無意識に普通の注射くらいの痛みなんだろうと勝手に予想していた分、余計に痛かったのかもしれません。じっと目をつぶっていたのでどんなものが腕に刺されたのかは分かりませんが、とにかくグサッと痛かったです」

そして手術後、やよいかめさんの体に異変が…。

取材・文=折笠隆

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