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SNS上で笑いを呼ぶ!漫画経験ゼロからはじめた「4コマ漫画1000本ノック」 に注目集まる

  • 2022年6月30日
  • Walkerplus

「世界平和の為に4コマ漫画1000本ノックに挑戦中です」――。短いからこその起承転結やユーモアが際立つ4コマ漫画で、ユニークな目標を掲げ挑んでいる作家が、SNSにて注目を集め始めている。

Twitter上で毎日4コマ漫画を投稿する、津夏なつな(@tunatu727)さん。昨年9月にアカウントを開設し、4コマ漫画の投稿をスタートした。クスっとしてしまうシュールなオチやブラックユーモア、実体験を元にしたアイデアなど、取り上げる題材は多彩で、現在では作品へのいいねが4000件を超えることもあるなど、じわじわと人気を呼びつつある。

1日1作公開、単純計算で約2年9カ月かかる「4コマ1000本ノック」。目標の明瞭さとは裏腹に、地道な継続が必要となる取り組みだ。それまで漫画を描いたことは一切なかったという津夏さんに、この取り組みをはじめた理由や、続ける中での変化について話を訊いた。

■「1000本描けば面白く」形に残る趣味としてスタート
――「4コマ1000本ノック」をはじめたきっかけを教えてください。

「世界平和のため…、は冗談として(笑)、形に残る趣味が欲しいなぁと考えた時に、思いついたのが漫画を描くことでした。一日一本、毎日4コマ漫画を描き続けること。『1000本も描けばきっと面白い漫画が描けるようになっているに違いない!』はじめのきっかけはこんな感じでした」

――それまで漫画を描かれた経験はあったのでしょうか?

「まともに描いたことは一切ありませんでした。1000本ノックは私自身の漫画修行のためでもあります。手探りで描いていた初期の作品はあまりに下手くそなので直視できなくなりました(笑)」

――漫画を描こうと思った時、なぜ4コマ漫画という形式を選ばれたのでしょうか?

「元芸人で漫画家のおぎぬまXさんが、かつて漫画家になるためにしていた『4コマ100本描くまで山籠もり』や『4コマ100本描くまで断食』といった修行が影響しているように思います。自分はそこまでの無茶はできませんので、せめて毎日描いて1000本目指そうと思い立ちました」

――毎日1作ずつ投稿という1000本ノックですが、昨年9月のスタート以来休まずに毎日投稿されているのですか?

「Twitterでの更新は今のところ毎日欠かさず投稿しています!1000本達成まで毎日更新を途切らせずにやりきりたいと思っています!」

■「243本目のヒット」積み重ねの中で生じた変化
――これまで300作ほど投稿された中で、特に反響の大きかった作品を教えてください。

「243本目に描いた『ボール博士』です。これまで細々と続けていましたが、この1本がバズったおかげで、急激にたくさんの方に読んでもらえるようになりました。状況が一変しましたし、自分にとっても大変思い入れのある1本です。243本目にしてようやくヒット。いつかホームランを打ちたいです」


――途切れなくアイデアを出し、そして形にするのはなかなか大変かと思います。

「普段、仕事をしている最中にアイデアを思いつくことが多く、逆に休日家にいる時間はなぜか全然閃きません。なので仕事中は漫画のことばかり考えていますね(笑)。なかなかいいネタが思いつかない時は、他の方が描いた4コマ漫画を読んだりします。自分には思いつかないようなネタはとても刺激になりますし、このテーマだったら、自分ならどういうオチをつけるかなぁなんて考えながら、ネタの構成を考えることもあります」

――1000本ノックを進める中での気付きや、変化したことはありますか?

「更新を続けるうちにさまざまな方から励ましの言葉やツッコミを頂くようになりました。『4コマでこんなに笑ったの初めて』『4コマを読んで少し元気になれた』『世界平和っていうのは大げさじゃなく、本当にその一端を担っていると思います』……。そんな言葉をいただいた時は本当に嬉しかったです。

沢山の方々がかけてくれる言葉、それらに対して反応することが今の大きなモチベーションとなっています。自分のために始めたことでしたが、たくさんの人に楽しんでもらいたいという思いの方が強くなりました」

――1000本達成が大目標かと思いますが、あらためて今目指すところや、抱負を教えてください。

「とにかく面白い漫画を描きたいです。本数を重ねるごとにステップアップしていき、1000本達成する頃にはとんでもなく面白い漫画が描けるようになっていること。また、より沢山の方に読んで貰えるようになっていることが今の目標です!」

取材協力:津夏なつな(@tunatu727)

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