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「海を眺めるだけで極上の時間…」“旅の匠”が提案する地元に寄り添う「沖縄旅」

  • 2022年5月23日
  • Walkerplus

沖縄と言えばマリンスポーツ、エイサー演舞など独特な沖縄文化、豊かな自然や絶景…。そんなアクティビティや名所を巡って過ごすのもいいが、時には少し違った角度から楽しんでみるのはいかがだろうか。ローカルな人に交じって地元ならではの遊びをする、そんな沖縄での過ごし方を、沖縄生まれ沖縄育ちの旅の匠に聞いたところ、リピーターも多い沖縄ならではの新しい楽しみ方について、オンライン旅行代理店・ブッキングドットコム・ジャパン 那覇営業所に勤める山城修吾さんに聞いた。

■海を眺めながら“何もしない”という贅沢を楽しむ

何もない天然のビーチにテントを張り、お酒を飲みながら沈む夕日を眺める…。そんな時間が大好きだというの山城さん。

沖縄で生まれ育った山城さんにとって、海はとても身近なもの。若いころは当たり前にそこにある価値に気づかなかったけれど、東京での学生生活や、バックパッカーとして40カ国ほどを巡った旅の中で沖縄の海の美しさを改めて感じ、“沖縄は特別な場所”だと気づいたという。

「沖縄には美しい海だけでなく、独自の文化もあります。両方が残っているところは世界的にも貴重だと思いました。さらに日本クオリティのインフラと、おいしい食事があり、ポテンシャルが高い。沖縄のために何かしたいと思い、大学卒業後は沖縄に戻って観光業界に飛び込みました」

そんな山城さんが提案する沖縄の過ごし方は「1泊プラスして、何もしない贅沢な時間を楽しむ」こと。

山城さん曰く、沖縄の人たちにとって「海は入るものではなく見るもの」なのだとか。ビーチで泳いだりシュノーケリングをしたりするのももちろんいいが、お酒を飲みながらただただ海を眺める。赤、黄…と刻々と色を変えながら沈み行く夕日を眺めながら友人と語らう…。

「春や秋の比較的涼しい時季の週末は海キャンプをすることが多いです。トイレしかない天然ビーチもあれば、キャンプ場のようなところもある。早い時間からテントを立てて、お酒を飲みながら海を眺めてゆっくり過ごします」と山城さん。

また那覇から日帰りできる離島もオススメだ。「県外から友人が来るときは、那覇から高速船で1時間足らずで行ける慶良間諸島の離島を案内することも多いですね。離島の海は透明度が違いますし、観光客も少なくて穏やか。少し遠いですが、宮古島もオススメです。日帰りはもちろん1泊するのもいいですよ」

夜になれば満天の星が広がり、潮騒を聞きながらゆったりと眠りに落ちる。そんな贅沢な時間が待っているのだ。

■ローカルに混ざって国際色豊かな沖縄の独自文化を楽しむ

沖縄は古くは琉球王国の時代から外国との交流が盛んで、国際色豊かな独自の文化が育まれてきた。そんなカルチャーにも触れてほしいと山城さんは言う。

オススメは「まるで東南アジアにでもいるような古い商店の街並みが残っている」という那覇市内の平和通り商店街。観光客でにぎわう国際通りから1本入ったところにあり、戦後の露店市場が始まりといわれるローカルなアーケード街だ。衣料品店や食品店、土産店、市場や飲食店が立ち並び、地元の客が多い。

「地元の人はこの界隈で買い物をしたり、食べたり飲んだりすることが多いです。沖縄は終電の概念がないから、何軒も飲み歩く人も結構多い(笑)。最近は沖縄発のクラフトビールの店が流行っています。県内に醸造所がけっこうあるんですよ。醸造所直営の『浮島ブルーイング』、沖縄料理教室も開催する『テイスト オブ オキナワ』にはよく行きます」

そしてもうひとつ訪れてほしい場所が、那覇空港から車で40分ほど、本島中部の西海岸に位置する北谷町だ。面積の半分以上に米軍関係の施設がある影響から、アメリカンカルチャーがミックスされた独特の雰囲気が漂っている。「ピザがピース(スライス)で売られているんですね。ピザとビールやコーラを買って海に行きます、やっぱり海なんです(笑)」と山城さん。

また、ローカルフードなら、沖縄天ぷらやタコスもオススメだという。タコスはトルティーヤで具を包んだメキシカン料理で、アメリカ料理の一つとしても定着している。一般的な天ぷらより厚めの衣で、衣自体に味つけがされている沖縄天ぷらは、あちこちに専門店があるほどの県民のソウルフードだ。

「タコスはすごく身近で、地元の人なら1軒は必ずオススメのタコス店を持っているんですよ。沖縄天ぷらは私たちにとってはおやつ感覚。ピザやタコス、沖縄天ぷら。こういうテイクアウトフードをもって海へ行くのが、地元の人の日常。こういう地元の人の遊びを旅行に取り入れてもらえたら、沖縄の魅力をもっと感じてもらえるんじゃないでしょうか」

一方で、こうした日常に触れることで気づくこともある。山城さんによるとSNSの発達で、地元の人しか知らなかったような穴場と言われる場所にも観光客が訪れるようになってきている。そのため環境への影響や住民との軋轢など危惧する点も出てきている。だからこそ山城さんは「土地へのリスペクト」が大切だと提言する。

「例えばビーチキャンプならゴミや騒音などのほか、車がたくさん通るだけでも近隣の農家には影響が出ます。いわゆるサステナビリティな観光のためには、自分も含めて、訪れる人はその土地や、土地で暮らす人に対してリスペクトをもって行動する必要があると感じます」

そして観光客だけでなく、迎え入れる側もできることを考えていく必要があると語る。「珊瑚は踏むと死んでしまいますが、そういうことを知らずに観光客が踏んでしまい、海中で死んでしまった珊瑚をよく見かけます。そういう環境に対する基本的な情報を観光客が得られる機会をつくることを、私たちも考えていかなければいけないですね」

最後に、山城さんに沖縄の海を満喫するのにオススメの宿を教えてもらった。いずれも本島中北部・西海岸沿いで夕陽も見られるリゾートホテルだ。

■ホテル日航アリビラ(読谷村)
部屋にはバルコニーがあり、ビーチ、プール、レストラン、アクティビティとさまざまな設備が整った高級リゾートホテル。「ほかの施設にはないヨーロッパ風の建築が魅力的な5つ星のリゾートホテルです。特に女性客のリピーターが多いですね。ホテルの目の前にあるニライビーチは、人工ではなく天然ビーチというのもオススメのポイントです」

■ホテルムーンビーチ(恩納村)
1975年に沖縄で最初にできた歴史のあるリゾートホテル。「月の浜と呼ばれる三日月形のビーチが、戦後に米軍の保養所となり、ムーンビーチと呼ばれるようになったと言われています。海洋博覧会を機にハワイのリゾートホテルを見本に作られたんです。歴史があるからこその独特な雰囲気が個人的に好きですね」

■ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート(恩納村)
ビーチの目の前に建つ、全客室オーシャンビューのリゾートホテル。「全客室がオーシャンビューの5つ星ホテル。ホテルモントレグループはスパが充実しているホテルチェーンで、こちらのホテルもスパメニューが充実しているところが他にはないポイントです。もちろんオンザビーチでマリンアクティビティも楽しめます」

■Day’s Beach Hotel 瑞兆(宮古島)
全室オーシャンビューで宮古島の海を一望できるホテル。各部屋に専用のテラス&ガーデンも備える。「海や風、日差しが与えてくれる、何とも言えない癒やしを受けながら、島での暮らしをしたいと思う方たちは多いはず。そんな体験を実現させてくれるホテルです。1階建ての平屋づくりで、部屋数が少ないため、海を独り占めしながら、のんびり静かな時間をお楽しみいただけると思います」

これらのホテルはブッキングドット・コムからも予約ができる。無料のアカウントがあれば、対象施設が10パーセント以上の割引で利用できる「Genius(ジーニアス)」というプログラムもあるので活用してみよう。

また、アプリを利用すると旅がとても快適に。簡単検索でホテルが簡単に予約できるほか、延泊の手配、レンタカー、フライトもブッキングでき、自分だけの旅をカスタマイズ可能。旅先でアプリを地図替わりに使うこともできる。

さらに6月30日(木)まで新しいことに挑戦する人を応援するプロジェクト「#EnjoytheChange」を実施している。新たな挑戦に繋がるインスピレーションとなるような旅の情報や、旅行が心に与えるポジティブな影響など、ウェルネスに繋がる情報を発信している。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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