アウトドア体験キャンプマルシェ「キャンプ DA FUN」が4月29日、いすみ源氏ボタルの里キャンプ場(いすみ市山田)で開催された。(外房経済新聞)
会場には飲食店や雑貨などさまざまな店が並んだ
同施設は、オーナーの海老沼貞夫さんが約5000坪の敷地を4年かけて開墾。テントサイトのほか、竹を利用したコテージ「バンブーハウス」も新設し、2024年4月、キャンプ場としてオープンした。同イベントは昨年初めて開催し、今回で2回目。
当日は、カレーやパン、和菓子やポン菓子のほか手作り雑貨を販売する店が並んだ。音楽ライブも開き、子どもたちが一緒に歌う姿も見られた。レジャーシートを敷き、寝そべってくつろぐ人や斜面でそり遊びを楽しむ子どももいた。
同イベントの企画者で、御宿町でカフェ「kichen HANDY」を営む水野裕美さんは「前日に雨が降ってしまい会場のコンディションが心配だったが、ぬかるみも少なくほっとした。芝生と青空がとても気持ちよく、心地がいい。開放感があるとてもいい場所。子どもたちが楽しそうに走り回っていてとてもにぎやかだった」と振り返る。
今回は、同施設の隣にある「あいこ農園」の工房オープンデーに合わせて開催。同園はイベントなどで野菜を出張販売するほか、地元の旬の食材を使ったソースやジャムなどの加工品を作っている。代表の田中藍子さんは「工房は作業場のため普段は公開していないが、気軽に立ち寄ってもらえる機会ができたらと、オープンデーを考えた。日頃から海老沼さんや水野さんと交流があり、同日開催してはどうかと話になった」と振り返る。初めての工房オープンデーに足を運ぶ人も多く、キャンプ場と行き来する人の姿も見られた。
海老沼さんは「竹やぶだった場所を一から開墾し、この場所ができた。キャンプ場として地域外の人に滞在してもらいながら、草原の広場を活用し地域の人の交流の場に利用してもらえれば」と話す。