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キリン チャレンジキッチン賞で「うまいもん甲子園」優勝を目指す高校に密着!プロの技術で南紀白浜真鯛の梅彩丼が進化

  • 2021年11月4日
  • Walkerplus

キリンビバレッジ株式会社は10月25日、一般社団法人全国食の甲子園協会主催の「第10回ご当地!絶品うまいもん甲子園」に向けて、「キリン チャレンジキッチン賞」を和歌山県立神島高校に贈呈した。

「キリン チャレンジキッチン賞」とは特別調理研修のためにプロの料理人を派遣し、調理指導を行うもの。同校は8月23日に開催された近畿エリア選抜大会で残念ながら全国大会への出場権を得ることができなかったが、敗者復活戦にあたる「応援投票」で最多得票となり見事、全国大会出場が決まった。今回の研修を経て、11月27日(土)の決勝大会へと挑戦する。

■プロのアドバイスを直々に!「キリン チャレンジキッチン賞」で一流シェフを派遣
ご当地食材を活かした[SDGs]×地元の看板メニューが「うまいもん甲子園」のレシピテーマ。同校の生徒が近畿エリア選抜大会で披露したレシピは、「南紀白浜で養殖されている真鯛のブランド化」と「紀州南高梅のPR」を柱に、真鯛を梅肉天ぷら、梅酢焼き、かぶと(鯛の頭)の梅煮の3種に調理し、それぞれ異なる風味に味付けした「南紀白浜真鯛の梅彩丼(うめいろどん)」である。

今回の特別研修では、ホテル日航プリンセス京都総料理長を務める中埜智史(なかのさとし)シェフが登場。出場する小坂紗麗(こさかさり)さん、延瑞季(のべみずき)さん、山本和花(やまもとののか)さんがシェフの目の前で実際に南紀白浜真鯛の梅彩丼を調理し、調理過程からシェフがつきっきりでアドバイスを送り、決勝大会へ向けてメニューをブラッシュアップする。

自己紹介などを終え、いよいよ調理がスタート。「ご飯のパサつき、天ぷらがベチャッとなってしまうことが気になっていると聞きました。今回はそこをポイントに置きながら、決勝でしっかりと力を発揮できるようにアドバイスさせていただきます」と中埜シェフ。

料理のスペシャリストが見守るなか、生徒たちは緊張しながらも手際よく調理を進行。真鯛の梅酢焼きを焼く際には「グリルで焼くのもいいが、和歌山の特産品・紀州備長炭を使って焼いてはどうか?料理は味と見た目、加えて香りもとても大事」とアドバイス。さらにお茶漬けのダシをとる際には「かつお節を加えると、香りもたって味もより複雑になる」など、調理の技だけでなく生徒たちの思いを大事にしながら味が良くなるようにサポートした。

次々と伝授されるシェフの技術と知識を聞き漏らさないよう、生徒たちも真剣な表情。積極的に質問し、中埜シェフが一つひとつ丁寧に回答する姿が印象的だった。

中埜シェフは細かくアドバイスを送るが、「調理しながらやったら忘れてしまうやろ?あとでポイントを全部紙に書いて渡すからね」と優しく微笑む。最初は緊張していた生徒たちも、シェフの温かい人柄のおかげでいつもどおりの動きに。調理と洗い物を同時に済ませたり、プロ顔負けの手際の良さで次々と調理を済ませていく。

そして、完成した南紀白浜真鯛の梅彩丼。真鯛は頭や中骨を含めて丸ごと一匹使用し、調理法の異なる3種の料理を丼に盛り込んだ。さらに真鯛の中骨から取ったダシをかけて味の変化が楽しめる工夫も。また、3種の真鯛の味付けにはすべて紀州南高梅を使っている。

「ご飯は水の量を調節してふっくら、天ぷらも二度揚げすることでカリッとなり、改善されていますね。すごくおいしいです!」と中埜シェフも太鼓判。「梅煮にはもう少し南高梅を足して梅の風味をたしたほうがいい」「丼のネギを白髪ネギにすると食感がより面白くなるかも」など、プロ目線でのアドバイスも忘れない。

試食後、中埜シェフは「決勝大会のメニューを見ると洋食が中心。この料理を食べると審査員の方々もホッとするはず。自信を持ってがんばってください」と生徒たちにエールを送った。

■レシピに合う飲料をチョイス!ドリンクマッチも開催
実食後はエリア選抜大会優勝チームのレシピに合う飲料を選ぶドリンクマッチも開催。用意されたのは、世界三大銘茶に数えられる「ダージリン茶葉」を20%使用し、茶葉本来の爽やかな香りと豊かな旨み、クセのないすっきりとした後味の本格無糖紅茶「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」、9月28日に発売されたばかりの「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖 香るレモン」の2種。

生徒たちが飲み比べをしたあと、せーので指差すと「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」が2票獲得。 「私たちの料理自体がけっこうサッパリとしているので、こちらのほうがより合うかな」と選定理由を語った。

「キリン チャレンジキッチン賞」の特別調理研修を終えた生徒たち。「私たちの抱えている問題がシェフのおかげですべて解決しました。思いつかないアイデアをくれたり、すべてが参考になりました。がんばれと応援してくれる方々の期待を裏切らないよう、優勝して帰ってきたいです」と、決勝大会にかける意気込みを述べた。

全国8エリアの選抜大会を勝ち抜いた高等学校がしのぎを削る決勝大会は11月27日(土)ともうすぐ。 各エリアからどんなオリジナル性の高いご当地グルメが登場するのか、 南紀白浜真鯛の梅彩丼がどういう進化を遂げて決勝大会にお目見えするのかお楽しみに!

取材・文・撮影=エフィール(日高ケータ)

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