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優勝賞金1000万円、“料理人のM-1グランプリ”「DRAGON CHEF」の九州・沖縄エリア予選を密着レポート

  • 2021年3月19日
  • Walkerplus

日本全国47都道府県の情熱を持った若き料理人の登竜門「DRAGON CHEF」が2021年、初開催される。「DRAGON CHEF」とは、夢と情熱を持った40歳未満の料理人たちがNo.1の称号と優勝賞金1000万円を目指して龍が如く駆け上がる、 言わば「料理人のM-1グランプリ」なのだ。



都道府県予選を突破した料理人たちが次に挑むのは、全国6カ所で行われるエリア予選。そのトップを切って、3月8日に九州・沖縄エリア予選が開催された。出場者はミシュランガイドで星を獲得したフレンチのオーナーシェフ、離島のリゾートホテルで腕を振るう西洋料理のシェフ、“フーディエイター”として活躍する女性料理家に63万人を超えるフォロワーを抱える料理系YouTuberなど、個性豊かな10名の精鋭たち。

エリア予選の課題は「地元の“神”食材を使った“神”弁当」。九州・沖縄エリア予選では、「アグー豚」(我那覇畜産)、「関サバ」(大分県漁業協同組合)、「あまおう」(株式会社楽農ファームたけした)を食材にした三段重弁当だ。会場となった福岡市の中村調理製菓専門学校の調理設備を利用し、2時間という制限時間の中で料理バトルの火蓋が切られた。

■新進気鋭の料理人たちが魅せた圧巻の“創造力”と“料理愛”!

KBC岡田理沙アナウンサーの進行のもと、エリアアンバサダーのロバート、地元代表シェフの福山剛、会場となった中村調理製菓専門学校の教員・杉江洋、そして神食材生産者の武下浩紹がエリア予選にかける思いをオープニングで語りあう。

自らも料理の腕を奮うロバート・馬場裕之は、「年齢制限がなければ出場していた」「どんな料理が出てくるのかワクワクしている」など、興味津々の様子。そんなイキイキとした姿を目の当たりにした相方の秋山竜次・山本博からは「お笑いももっと真剣に取り組め!」などとツッコミが入る。岡田アナウンサーからエリアアンバサダーの試食・審査員は2人に限られることを告げられると、即座に山本の見学が決定!悲観に暮れる山本をよそに、馬場・秋山はやる気満々。

一方、会場のキッチンでは、2つのブロックに分かれた料理人たちが調理時間2時間という制限の中で腕を振るう。調理の模様を視察に訪れた福山・杉江・武下らも興味深く、調理の様子をのぞき込み、満足げにうなずいたり、驚きの表情を見せていた。

出場者の面々は神食材の味わいを活かしながら、多彩な食材を盛り込み、独創性あふれる料理に仕上げ、完成した料理はそれぞれのお重に鮮やかに盛り付けられ、審査のときを待つ。

沖縄県代表・米次シェフ
沖縄の食文化を広めたいとの思いで作られた神弁当。あまおうをアグー豚や島らっきょう、ジーマーミ豆腐といった沖縄の味覚を加えてタコス風に仕上げるなど、独創的な料理が三段重に詰め込まれた。

大分県代表・Junmicchiシェフ
別府市を中心に、多くの外国人留学生が暮らす大分県の姿を11カ国の料理で表現。大分空港がアジア初の「宇宙港」となる計画が進んでいることから、ロケットや星をイメージしたり、中津市・耶馬溪の紅葉をイメージしたりと、目でも舌でも大分を体感できる神弁当に。

福岡県代表・とっくんシェフ
「制限時間ぎりぎりまでかかりました」という神弁当は、関サバの身を押しずしと塩焼きに、骨は煎餅に。アグー豚は八幡焼、ロースト、葉生姜の巻き揚げ。あまおうはサラダと生春巻きにと、多彩に調理。

福岡県代表・山下シェフ
自身がオーナーシェフを務める店名を冠した神弁当は、山下シェフの料理世界が存分に発揮されたものに。試食人一同が「おお!」「キレイ!」と感嘆の声をあげたのは、タイの春雨サラダ「ヤムウンセン」をあまおうとビーツでアレンジした色鮮やかな一品だった。

熊本県代表・松田シェフ
シェフの地元・天草の南蛮文化と、今年生誕400年を迎える天草四郎の神秘的な力を表現。「お弁当を通した親子の愛情も伝えたい」と、シングルファーザーでもある松田シェフの思いがたっぷりの神弁当だ。

宮崎県代表・徳永シェフ
九州・沖縄エリア予選最年少、24歳の徳永シェフは、フランス語でいう「小さな料理(プチプラット)」を重箱にたっぷり詰め込んだ贅沢な神弁当。

佐賀県代表・髙橋シェフ
自身の経験を詰め込んだ神弁当は、調味料は塩、コショウ、酢のみで、食材の味の組み合わせにこだわった逸品ぞろい。三段目にメイン料理をもってくる出場者が多い中、あまおうを使ったムースで締めくくったところも好評だった。

長崎県代表・髙木シェフ
奇抜な料理ではなく、“違和感なく不自然でないもの”を目指した神弁当。あまおうは前菜として、関サバはパイ包みのイメージで春巻きに、アグー豚はじっくりと火を通してメインディッシュに。味噌やふきのとう、もろみなど、アクセントにも工夫が満載。

福岡県代表・中原シェフ
あまおうはカプレーゼ風に、関サバはごま味噌風味に仕上げて竹炭パンでサンド。アグー豚は、ミンチにして玉ネギ、シイタケとともに焼売の皮に包んですき焼き風の味付けに。見た目からは発想できない味、構成を大事にした、わくわくする神弁当だ。

鹿児島県代表・佐藤シェフ
関サバに夜光貝、黒豆を加えた炊き込みご飯を、ソテツ味噌をベースにした特製の「奄美サルサ」でいただく「関サバンチーニon奄美サルサ」など、個性的で驚きの味わいを楽しむことができた。

■ロバートインタビュー

Q:今回の九州・沖縄エリア予選で印象に残った料理や食材はありましたか?

秋山「あまおうってやっぱすごいなって思いましたね。複数のシェフの方が、あまおうって味が濃いから、『合わせる食材に勝っちゃう』と言っていて、あまおうってどんだけすげえんだって。そのまんま味わってもらおうとするシェフ、あえて手を加えまくるシェフ、そういうそれぞれの考えも興味深かったです。

Q:ところでみなさん普段はどんな料理が好きなんですか?

秋山「ステーキっすかね。肉好きですね。あとはカレー。それもしゃばしゃばカレー。普通のカレーなんですけど、さらっとしたカレーですね」

馬場「ぼくは酒のつまみみたいなものですね。珍味系。干したもの、一夜干しとか。それに乾物系とか」

山本「自分はお寿司とかそばですね。だから今日もサバ寿司が出てきたときに、ほんとおいしそうで。食べたかった」

Q:話題の『DRAGON CHEF』ですが、これからどうやって広げていきましょうか。
秋山「グッズですね」

山本「それはちょっとはえーよ!」

秋山「販売とかじゃなくて、普段から身につけて宣伝するようなイメージ。例えば、“ドラゴン”って書いてあるジャンバーを見につけるとか。僕は竜次って名前なんでね。何か運命を感じます。もともと僕は子供の頃から“ドラゴン”て呼ばれてたんで」

山本「だっせーな!竜次でドラゴンて!」

馬場「いや、そもそも呼ばれてねーだろ、まったく(笑)」

プロ顔負けの知識を披露した馬場、味わいを独特の例えで表現していく秋山、試食ができず悲しみを感じながらも、的確なツッコミを入れる山本。三者三様のリアクションを見せながら、独創的な料理の数々を満喫するロバート。食の世界に携わるプロとして、シェフたちに質問を投げかけながら、満足げに味わう福山・杉江・武下。さて、審査結果はいかに。

エリア予選を勝ち上がり、次のステージ、サバイバルラウンドに進むのはわずか16名。そして、エントリーした761名の頂点に輝き、優勝賞金1000万円をゲットするのはどの料理人か…!?激戦のエリア予選の模様は「DRAGON CHEF 2021」公式YouTubeで!そして「サバイバルラウンド」進出者は4月3日(土)発表予定。




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